2025年 春 開院予定 東京歯内クリニック Tokyo Institute of Endodontics
東京の歯内療法・根管治療
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~12:00 / 13:30〜18:00 | ━ | ● | ━ | ━ | ● | ● | ━ |
9:00~12:00 / 13:30〜16:30 | ● | ━ | ● | ━ | ━ | ━ | ━ |
【休診日】木曜・日曜・ 祝日
- 〒167-0051
東京都杉並区荻窪5丁目15-22 HOLD荻窪4F - JR中央線・総武線、
東京メトロ丸ノ内線・東西線
「荻窪駅」から徒歩3分
院長のご紹介
田中利典(歯学博士)
皆さまこんにちは。歯科保存専門医の田中利典です。アメリカで歯内療法専門のプログラムを修了し、帰国後は川勝歯科医院内で他院からご紹介の患者さんの歯内治療を15年間行ってまいりました。当初は「かかりつけの先生に紹介されて」という方だけでしたが、最近では「専門医に診てもらいたくて、自分で調べて紹介状を書いてもらいました」という方が半数を占めています。また、歯科の専門性について厚生労働省は「歯科保存専門医」という名称を2024年9月に広告可能とし、皆さまにとっても「歯の保存」「歯の根の治療」を知る機会がますます増えてまいりました。さらに近年では、歯の保存と全身の健康に関して数多くの報告がなされ、歯を保存する意義や歯の神経を残す価値が再認識されています。
社会における医療ニーズの変化、日本の歯科専門医制度、健康長寿につながる歯の保存への期待の高まりから、私自身の専門性と今までの経験をより一層社会に還元させることに使命を感じ、このたび歯内治療専門のクリニックを開設する運びとなりました。
歯の根の治療でお困りの患者さんやかかりつけの先生、医療連携を社会により浸透させていくこれからの日本にとって、身近な診診連携先として頼りになる存在となれるよう、誠心誠意取り組んでまいります。
経 歴
2001年 | 東北大学歯学部 卒業 |
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2004年 | 澤田デンタルオフィス(東京都新宿区) 副院長(-2008年) |
2010年 | 米国コロンビア大学歯学部 歯内療法専門プログラム 修了(エンドドンティスト) |
2010年 | 川勝歯科医院 副院長 |
2014年 | 日吉歯科診療所(山形県酒田市) 歯内治療担当医(非常勤)(-2017年) |
2020年 | 東北大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士) |
2025年 | 東京歯内クリニック 院長 |
所属学会・資格
- 米国歯内療法学会 Active Member・AAE Certified Endodontist
- 国際外傷歯学会 Member
- 日本歯内療法学会 専門医・指導医
- 日本歯科保存学会 専門医
- 日本歯科専門医機構認定 歯科保存専門医
- 日本歯内療法学会 ガイドライン委員会
- 歯科保存専門医認定委員会 評価小委員会
- 東北大学大学院歯学研究科 歯科保存学分野 非常勤講師
- 湘南歯科衛生士専門学校 非常勤講師(歯内療法学)
診療理念・方針
歯内治療を専門にした1.5次歯科医療機関として、診診連携の輪を広げます
かかりつけ歯科医院は1次歯科医療機関、大学病院(病院歯科)は2次歯科医療機関としてすでに社会に存在しますが、専門性のある領域のみを行なって地域のかかりつけ歯科医院と連携する1.5次歯科医療機関はまだ多くありません。小児歯科専門、矯正歯科専門は目にすることがあるかと思いますが、歯の保存の鍵となる根管治療(歯内療法学)を専門とした歯科医療機関の数は非常に限られています。
また、歯の根の治療でかかりつけ歯科医院と専門歯科医院を行き来することは日本ではまだ一般的ではありません。しかしながら歯科専門医制度が社会に浸透しているアメリカでは、エンドドンティストと呼ばれる歯の根の治療専門の歯科医師が地域のかかりつけ歯科医院と連携を取って歯科医療を提供しています。
当院は歯内治療に特化した1.5次歯科医療機関として、関東圏にお住まいの患者さんはもちろん、アクセスが可能な方すべてに対し、大学病院レベルの歯内治療をご提供いたします。そして、皆さまのかかりつけ歯科医院とともに行う診診連携を通じて、日本の歯科医療に新しい常識を根付かせていきます。
さらに、当院は日本歯内療法学会の認定研修施設、歯科保存専門医の準研修施設として認定されています。専門的な歯科医療を提供するとともに、優秀な若手歯科医師を育成し輩出していきます。
医院の特徴
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歯の神経の保存、歯の保存に最善の提案を
歯はものを噛むためだけでなく、発音や表情においても重要な役割を担っています。そのため、まずは治療にならないための予防メンテナンスが重要で、やむをえず治療が必要になった場合は長期的な視点に立って最善を尽くさなくてはなりません。当院では歯の神経(歯髄)や歯を保存できる可能性を模索し、どのような治療法が最適なのかをご提案してまいります。
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今、お困りの歯の痛みや歯肉の腫れに対して、的確にアプローチ
虫歯の進行に伴い生じる痛みは非常に辛く、緊急性を伴う場合があります。治療済みの歯に問題がある場合は、急発して痛みだけでなく歯肉が腫れることもあります。しかしながら急がれる状況に反して根管治療は丁寧に行う必要があり、さらに適切な痛みのマネージメントが重要です。特に炎症が強い場合は腫れや痛みに対してタイミングよく対応しなくてはなりません。専門性が高く、治療経験も豊富な当院だからこそ、的確なアプローチをご提供いたします。
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長引く歯の根の治療、やり直し・繰り返しの歯の根の治療にさようなら
当院での治療は1回1.5時間の枠で、通常2-3回の診察で治療が終わります。治療中の各ステップはエックス線写真などで評価を行い、適切に治療を進めていきます。歯の根の感染がコントロールできれば、その後の再発や繰り返しの治療を避けることができます。結果的に歯科治療で通院を繰り返す労力・時間・費用を軽減することができます。
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あなたのかかりつけ歯科医師と二人三脚で
お口全体の治療の流れやその後の予防メンテナンスを担うのは、あくまでかかりつけの歯科医院です。その中で私たちは専門医として歯の根の治療や歯の保存治療をお手伝いしています。治療の際はかかりつけの先生と密に連絡を取り、あなたのお口の健康作りをサポートいたします。
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口腔顔面痛や口腔外科の専門医、他の専門施設とも連携
歯の痛みには歯の根の問題以外も存在します。中でも神経障害性疼痛となっている場合は、感染除去が進んでも症状が軽減しないことがあります。そのような場合は口腔顔面痛を専門とする歯科医師と連携を行います。また、やむなく抜歯になってしまった場合、親知らずを用いた歯の移植治療を行える場合があります。その際は口腔外科専門医と連携を取り、治療を進めてまいります。
近年では、死んでしまった歯の神経、感染してしまった歯の内部(根管)に対して、歯髄幹細胞を用いた歯髄再生治療が新しい治療選択肢として注目されています。治療には適応症例かどうかの評価が必須ですが、当院では歯髄再生治療をご提供できる第二種再生医療等提供施設として、歯髄幹細胞の細胞加工施設と連携しています。
最新機器・設備・内観
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マイクロスコープ(手術用顕微鏡)
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映像記録・プレゼンテーションシステム
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歯科用CBCT
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歯科用レーザー
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歯髄幹細胞用設備
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感染管理システム
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ウォッシャーディスインフェクター
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滅菌機器
治療の流れ
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ご来院・受付
初診時は、問診票の記入・紹介状の確認等を行うため予約時間の10分程度早めにご来院ください。その後の問診や診療にしっかりと時間をとることができ、スムーズにご案内できます。 -
問診・カウンセリング
紹介状の内容を確認するとともに、お悩みの歯の症状やその経緯などを伺います。治療に対して不安なことや心配なことがあればなんでもお話しください。 -
検査
口腔内診査、口腔内写真、エックス線写真、CBCT撮影を行い、歯・歯髄・歯肉・骨の様子を多角的な視点で評価いたします。 -
治療計画の説明
ご自身のお口の写真、エックス線写真、CBCT画像、治療説明用のコミュニケーションアニメ等を用いて現状と治療の選択肢についてご説明いたします。できるだけわかりやすく丁寧な説明を心がけています。 -
治療
治療中の痛みを極力軽減するように、表面麻酔と極細の針による浸潤麻酔を行います。また、感染予防のためのラバーダム防湿を行い、世界標準の歯内治療をご提供いたします。
治療では、動画、静止画、エックス線写真の撮影を追加し、その日の治療後に治療内容をご説明いたします。
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フォローアップ
治療が終了してから半年後、1年後にフォローアップを行います。半年後の時点で歯・歯肉・骨の状態が良好であればそのタイミングでフォローアップが終了となる場合もあります。その後の将来において歯が喪失してしまうとすれば、歯周病、虫歯、歯の破折が主な原因です。以降はかかりつけの歯科医院にて予防メンテナンスを受けていただき、健康的なお口の状態を維持されることをお勧めいたします。
診療メニュー
- 歯髄保存療法
- 根管治療
- 外科的歯内療法
- 歯髄再生治療
求人情報
当院は歯内療法領域を専門とする歯科医師を育成・輩出するための民間の教育研修施設兼1.5次歯科医療機関です。アメリカのエンドドンティストと同じように歯内治療に特化し、地元の歯科医療体制を改革していきたい気概のある若手歯科医師を募集しています。
求人エントリーには一定の条件が必要で、書類審査および面接試験があります。
・英語論文、英語のテキストから知識を習得できる英語力(TOEFL、英検など)
・症例ディスカッションに必要なプレゼンテーション力
・患者さん、紹介元の歯科医師、当院スタッフと良好なコミュニケーションを取れる人間力